Smallworldとは
Smallworld は、地理的、空間的な領域に存在する設備や資産を、いかに現実に近い形でモデル化し、特にネットワークインフラを持つ企業や公共事業体の業務に役立てることができるか、ということをテーマに1991年英国ケンブリッジにて開発された統合パッケージです。
その基本コンセプトは27年余り経った現在でも、世界各国の多くのお客様に強く支持されており、時に Spatial Resource Planning(空間資産管理)、Network Asset Management(ネットワーク型設備管理)という言葉で語られるように、GISを超えたソリューションとして発展を遂げてきました。
社会インフラの利用者は、水道光熱費、通信費などを何の対価に対して支払っているのでしょうか。それは安心して使える電力やガス、安全で良質な水、高速なデータ通信など、供給されるサービスに対してであるということは言うまでもありません。またここで重要なのは、このサービスという価値を生み出しているのが、単体の設備や機器というよりも、それらが全体として機能するシステム、つまり送配電網、ガス管網、水道管網、光ファイバ網などのネットワーク全体である、ということです。
まさにインフラ サービスの提供者と顧客とを結ぶ生命線とも言えるネットワークを形成する設備を、いかに効率よく管理し、その価値を高め、競争に打ち勝つか。
その答えを Smallworld の世界で見つけてください。
世界のお客様に認められている Smallworld の実力
Smallworld は以下を実現します
スモールワールドが評価される理由
ネットワーク型資産とワークフローをシームレスに管理し、経営資源を有効活用
スモールワールドは計画、設計、現場調査、工事見積、作業計画、要員派遣、現場工事、運開、保守保全、戦略立案 そしてそれを計画に活かしていくという、ネットワーク型インフラ管理におけるお客様のワークフローのすべてをカバーします。これにより、計画、設計等の個々の場面において効率化、コストダウンを進めることができるだけではなく、たとえば計画から設計に移る際に担当部署が企画部門から設計部門に移行する場合に、部門間やデータベース/ システム間を超えて情報が共有できることで、正確かつ最新の情報が常にインプットされ、参照することができ、さらなる効率化が実現します。これはワークフローすべてをカバーできるというスモールワールドだからこそ実現できることです。さらに、スモールワールドと他システム/ソフトウエアと連携をすることで、大きなシナジーをもたらし、既存の情報がより有意義なものになります。
Smallworld の概念
オブジェクト指向型情報処理構造をもつ Smallworld は、すべての資産をオブジェクトとしてモデル表現し、あらゆる施設を一枚の地図上に記述することができます。
レイヤー構造を使わずにすべての設備を同時に扱うことができる、この点が他の地図情報ソフトウェアとは異なる Smallworld の大きな特徴です。
資産モデルを中核とした Smallworld の概念
地図がシームレスにつながっており、パネル状に途切れてしまうことがないので、ネットワークのトレースもそのまま実現できます。
この考え方は、施設の外部と内部に関しても実現されており、外部のネットワークがそのまま建物内部にまでつながって空間をどこまでもたどっていくことができるのです。
ネットワークを持つ企業では、施設計画のように長時間を要する業務や、運用や保守のようにリアルタイムでの利用の両方のアプローチが必要となります。
そのためには、データのロングトランザクションによるバージョン管理が有効に機能します。
オープンな環境を提供しているのは、最近のソフトウェアの一般的な傾向ではありますが、 Smallworld は、企業経営ツールや、作業管理のためのワークマネジメントツール、解析ツール、リアルタイム監視制御システムとの親和性もよく、多くの実用例が存在します。
北米の主要電力会社やフランス EdF などをはじめとし、大規模な通信会社、鉄道会社、米国の国土安全保障省など、世界中で1,300を超えるユーザーに使われています。
電力、水道、通信、セキュリティ分野への応用例を通して、ネットワークツールとしての Smallworld の機能を検証しています。
充実した応用機能(水道)
住所検索・メータ検索など、日常的に利用する機能から、工事・維持管理業務を支援する断水検索、地区別有収率分析のための使用水量集計、計画・水運用を支える管網解析など、水道事業の高度化を実現する業務支援機能を提供します。
高いカスタマイズ性
各機能は、自由にカスタマイズできる標準モジュールとして供給されますので、個別要件を満たす専用機能として改変するなど、多様な水道事業にきめ細かく対応することが可能です。
標準の CASE ツールなどの充実した開発環境により、データモデルに改変を加えることができます。どのようなデータ構造も受け入れるため、旧システムから円滑に移行可能です。
構成
豊富なインタフェースにより、外部システムや既存の業務支援システムとの連携を可能とします。
株式会社ジオプラン・ナムテック
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